クラウドストレージ5大サービス徹底比較!
「クラウドストレージ、どれを選べばいいのか分からない……」
そんなお悩みはありませんか?
この記事では、
- iCloud
- Google Drive
- OneDrive
- Dropbox
- pCloud
という、個人利用でよく名前が挙がる5つのクラウドストレージサービスを、特徴・料金・向いている人のタイプ別に分かりやすく比較していきます。
※この記事の内容は、ガザコチャンネルで公開中の解説動画をもとに再構成したものです。
動画でも見たい方は、この記事の上部(または下部)に埋め込んだYouTubeからどうぞ。
クラウドストレージとは? まずはサクっとおさらい
クラウドストレージとは、写真や書類、動画などのデータをインターネット上のサーバーに保管し、どこからでもアクセスできるようにするサービスです。
クラウドストレージを使うメリット
- スマホ・PC本体の容量を節約できる
- 端末が壊れたり紛失しても、データがクラウドに残る
- スマホ・タブレット・PCなど複数デバイス間でデータを同期できる
- 共有リンクを使って、ファイルを簡単に共有できる
「写真を自動バックアップしたい」「PCとスマホで同じファイルを使いたい」「データを安全に保管しておきたい」という方には、なくてはならない存在になりつつあります。
今回比較する5つのサービス一覧
この記事で扱う5サービスはこちらです。

- iCloud(Apple)
- Google Drive(Google)
- OneDrive(Microsoft)
- Dropbox
- pCloud
それぞれの基本的な特徴と、メリット・デメリット・料金イメージを順番に見ていきましょう。
iCloud:Appleユーザーにとっての「標準クラウド」
特徴
- Apple公式のクラウドストレージ
- iPhone・iPad・Macとの連携が非常にスムーズ
- 無料容量は5GB
写真、連絡先、メモ、Safariのお気に入り、パスワードなど、**「気づいたら自動でバックアップされている」**感覚で使えるのがiCloudの魅力です。
iCloudのメリット
- iPhone・Macとの同期がほぼシームレス
- 写真・連絡先・メモ・パスワードなどが自動でバックアップされる
- Apple Music・Apple TV+ などをまとめて使えるApple Oneと組み合わせると割安になる
iCloudのデメリット
- 無料容量が5GBとかなり少なめ
- 写真や動画を多く撮ると、すぐに「iCloudの容量がいっぱいです」と表示されがち
- 結局、50GBや200GBの有料プランに移行する人が多い
- Windows用アプリはあるが、Androidでは使いにくい
料金イメージ(2024年時点の例)
- 無料:5GB
- 50GB:¥150/月
- 200GB:¥450/月
- 2TB:¥1,500/月
ほか、6TB・12TBプランもあり

Apple製品中心の生活の方には、とても自然に使えるクラウドです。
Google Drive:無料15GB+Googleサービスとの連携が強み
特徴
- Google提供のクラウドストレージ
- 無料で15GBと、無料枠がかなり大きい
- Gmail・Googleフォト・ドキュメント・スプレッドシートと容量を共有
Google Driveのメリット
- 15GBもの無料容量でスタートできる
- Googleアカウントがあればすぐ利用開始
- Googleドキュメント・スプレッドシートなどで、オンライン共同編集がしやすい
- Androidスマホとの相性が抜群
- Notion・Canvaなど、他サービスとの連携も豊富
Google Driveのデメリット
- GmailやGoogleフォトと容量を共有するため、
長年使っていると知らない間に容量がパンパンになりやすい - Google独自形式のファイル(ドキュメント・スプレッドシートなど)は、
他クラウドへそのまま移行しにくい
料金イメージ(Google One)
- 無料:15GB
- 100GB:¥290/月
- 2TB:¥1,450/月
- AI付き2TB:¥2,900/月
- AI付き30TB:¥36,400/月
※年間払いで割引あり

Gmail・Googleフォト・Googleドキュメントをよく使う人にとっては、かなりバランスのよいサービスです。
OneDrive:Windows&Officeユーザー向けの本命クラウド
特徴
- Microsoft提供のクラウドストレージ
- 無料容量5GB
- Windowsに標準搭載されているため、PCとの相性が非常に良い
OneDriveのメリット
- Windows標準搭載で、エクスプローラーに最初から表示される
- ローカルフォルダのような感覚で使える
- Microsoft 365(Office付きプラン)に加入していると、
1TB〜最大6TBのストレージが追加料金なしで利用可能 - Word・Excel・PowerPointとの連携がスムーズ
- Mac・スマホアプリもあり、マルチデバイスで利用可能
OneDriveのデメリット
- 個人向けで単体2TBプランの選択肢が少ない
- 大容量が欲しい場合はMicrosoft 365前提になることが多い
- Appleユーザーから見るとiCloudほどの一体感はない
- Androidユーザーから見ると、Google Driveの方が便利な場面も多い
- 常時同期していると、PCの動作が重くなることがある

「Windows+Officeを普段使いしている人」にとっては非常に便利なクラウドです。
Dropbox:老舗クラウドならではの安定感とシンプルさ
特徴
- クラウドストレージの「元祖」といえる存在
- 無料容量は2GBと少なめ
- シンプルで分かりやすいインターフェース
- Slack・Zoom・Trello・Notionなど、外部サービスとの連携が豊富
Dropboxのメリット
- 直感的でシンプルな操作画面で、初心者にも分かりやすい
- データ同期速度が速く、動作も安定している
- チームでの共同作業・共有フォルダ運用との相性が良い
- 電子署名機能やパスワード管理など、ビジネス向け機能が充実
Dropboxのデメリット
- 無料版の容量が2GBとかなり少ない
- 無料ユーザーはリンクできる端末が3台までという制限あり
- スマホ・タブレット・PCで使うとすぐ上限に達しやすい
- 有料プラン価格が、他のクラウドと比べるとやや割高
- 「基本的なクラウド利用だけしたい」人には、
機能がややオーバースペックに感じることも

※招待リンクで、無料容量を500GB増やすことができます。
招待URLはこちら
pCloud:一度払えば一生使える「買い切り型」クラウド
特徴
- スイス発のクラウドストレージ
- 無料容量は最大10GB
- 特徴的なのが、一度払えば永久利用できる買い切りプラン
10年以上運営されており、世界で2,000万人以上のユーザーが利用していると言われています。
日本国内での知名度はまだ高くありませんが、海外ではすでにメジャーな存在です。
pCloudのメリット
- 一度料金を支払えば、その後は追加料金なしで永年利用可能
- オプションの pCloud Encryption により、
「自分だけが中身を見られる」強力な暗号化フォルダを作成できる - マルチデバイス対応(スマホアプリ・pCloud Driveソフト)で、
- 写真・動画の自動バックアップ
- アプリ内での音楽・動画ストリーミング再生 なども可能
- 他のクラウドサービス(Google Drive、Dropboxなど)のバックアップ先としても使える
pCloudのデメリット・注意点
- OfficeやGoogleドキュメントのようなオンライン編集機能は持っていない
- 基本的には「ファイル保管庫」「第二のバックアップ先」として割り切る使い方がおすすめ
- 無料プラン(10GB)は、1年間アクセスがないとアカウントごと削除される可能性がある
- 大量・大容量データのアップロードには、
専用ソフト(pCloud Driveなど)を利用した方が安定しやすい - 日本国内ではまだ情報が少なく、知名度が低いのが現状

とはいえ、**「長期間使う前提ならコスパが非常に高い」**のがpCloud最大の魅力です。
5サービスの料金と特徴をざっくり比較
ここでは、目安として無料容量と2TB前後のプランを比較してみます。

| サービス | 無料容量 | 2TB前後プランの例 | 課金方式 | 特徴の一言 |
|---|---|---|---|---|
| iCloud | 5GB | 2TB:月額 約¥1,500 | 月額課金 | Appleユーザー向け。Apple Oneもあり |
| Google Drive | 15GB | 2TB:月額 約¥1,450 | 月額課金 | Googleサービスと連携、無料枠が大きい |
| OneDrive | 5GB | 1TB:Microsoft 365込み | 月額/年額(Officeセット) | Windows・Officeユーザー向け |
| Dropbox | 2GB | 2TBクラスの有料プランあり | 月額/年額 | 老舗、動作安定・外部連携が豊富 |
| pCloud | 最大10GB | 2TB:買い切り 約¥57,500(例) | 買い切り+月額もあり | 一度払えば永年利用できる |
※金額は参考目安です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
**ポイントは、「どれくらい長く使うつもりか」**という視点です。
- 月額制:
→ 最初は安く始められるが、長く使うほど総額が増える - 買い切り:
→ 最初の負担は大きいが、2〜3年分程度で元が取れることも
特にpCloudは、「2〜3年以上はクラウドを使う前提なら、買い切りが結果的に安い」という特徴があります。
結局どれを選べばいい?タイプ別おすすめ
Apple製品中心の方 👉 iCloud
- iPhone・iPad・Macを日常的に使っている
- 写真・連絡先・メモなどを自動でバックアップしたい
- Apple MusicやApple TV+なども利用したい
→ iCloud+必要に応じてApple One がもっとも自然です。
Androidスマホ・Gmailヘビーユーザー 👉 Google Drive
- Androidスマホをメインで使っている
- GmailとGoogleフォトを日常的に利用
- Googleドキュメント・スプレッドシートで共同編集をよくする
→ Google Driveを中心に据えると、作業効率が上がります。
Windows+Officeをメイン利用 👉 OneDrive
- Windows PCをメイン機として使っている
- Word・Excel・PowerPointを日常的に利用
- すでにMicrosoft 365に加入している or 加入予定
→ OneDrive+Microsoft 365の組み合わせが非常に強力です。
シンプルさと安定感重視 👉 Dropbox
- 「難しいことは抜きにして、とにかく安定して同期してほしい」
- すでに仕事仲間・チームとの間で、Dropbox共有フォルダ文化がある
- 外部サービスと連携しながらファイルを扱いたい
→ 既にDropboxを使っているなら、無理に乗り換える必要はあまりありません。
長期的なコスパ・プライバシー重視 👉 pCloud
- 「毎月支払い続ける」のではなく、一度買ってずっと使いたい
- 写真・動画・データのバックアップを、長い目で考えている
- プライバシーや暗号化にもこだわりたい
→ pCloudの買い切りプラン+Encryptionオプションが候補になります。
筆者(ガザコ)のクラウド利用スタイル
参考までに、私ガザコの現在のクラウド利用状況もご紹介します。
- 仕事(会社指定):OneDrive
- iPhone:容量の大きな同期はオフにして、iCloud無料枠内で利用
- Gmailや一部のドキュメント共有:Google Drive
- 以前は、Web制作やブログ、ゲーム制作データの共有にDropboxを活用
→ 現在は、pCloudにメインを移行しています
その結果、
- 毎月のクラウド料金はほぼゼロ
- 「長期保管したいデータ」はpCloudに集約
というスタイルに落ち着いています。
まとめ:自分の「使い方」と「期間」で選ぶのが正解
最後に、この記事のポイントを整理します。
クラウドストレージ選びで大事なこと
- 何を一番重視するか?
- Apple/Google/Microsoftとの連携?
- 無料容量の大きさ?
- 共同編集のしやすさ?
- 長期的なコスト?
- プライバシーや暗号化?
- どのくらいの期間、クラウドを使うつもりか?
- 「とりあえず1年」なのか
- 「今後もずっと使い続ける前提」なのか
まずは無料プランを試してみるのがおすすめ
迷った場合は、いきなり課金する必要はありません。
- iCloud・Google Drive・OneDrive・Dropbox・pCloud
→ いずれも無料枠やお試しプランがあります。
実際に触ってみて、
- アプリの使いやすさ
- 同期の速さ・安定性
- 共有のしやすさ
などを体感してから、本命を決めていくと失敗しづらいです。
pCloudに興味がある方へ(登録・キャンペーン情報)
もしこの記事を読んで、
「長期的なコスパを考えて、pCloudが気になる」「買い切りってどうなの?」と感じた方は、
- pCloudの特徴まとめ
- 買い切りプランの選び方
- キャンペーン情報
- 実際の使い勝手(レビュー)
などを別記事でも詳しく解説しています。
要点ハイライト(この記事のまとめ)
- クラウドストレージは「データの置き場所」と「共有のしやすさ」を整えるための必須インフラ
- 比較対象は iCloud / Google Drive / OneDrive / Dropbox / pCloud の5つ
- iCloud:Appleユーザー向け。5GB無料だが、写真ヘビーユーザーは有料化が前提になりがち
- Google Drive:15GB無料で太っ腹。Gemini・Gmail・フォト・ドキュメントとの連携が強い
- OneDrive:Windows&Officeユーザーに最適。Microsoft 365ユーザーは実質大容量が付いてくる
- Dropbox:老舗で安定感抜群。シンプルさと外部サービス連携が強み。ただし無料容量は少ない
- pCloud:買い切りプランが大きな特徴。長期利用前提ならコスパが非常に高く、暗号化オプションも魅力
- 選ぶポイントは
👉「どのサービスと組み合わせて使うか」と「どれくらい長く使うか」 - 迷ったら、まずは無料プランで2〜3サービスを試してみるのがおすすめ
- pCloudが気になる方は、買い切り+暗号化の組み合わせを検討すると、長期的に安心&お得
